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バリーターク [舞台]

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シアタートラムに行く予定が、急遽KAATに変更に。
久々に経由で降りた横浜駅。人の多さにちょっとクラクラした。



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人が生きることにおいて味わう様々なことをステージの端から端を使って、
剛くん演じる男1と松尾さん演じる男2が身体と言葉と表情を通し伝える。
小林さん演じる男3の出現と共に私の高ぶっていた感情が心の中にどんどん溢れ出し、
男2の選択と共に私の目にたまっていた涙となってどっと頬に流れ出た。

人は自分で選択したつもりでもそれは決して自由というわけでもなく、
誰かの選択によって成り立つことでもあるんだろう。
自由を選択したから必ずしも幸せになれるというわけでもなく、
不自由だからこそ味わえる人としての喜怒哀楽も数多く存在する。
踊らされてるとわかりながらも踊ってる方が楽しいこともあるよねぇと思ったりもした。
それでも、どう決めるかはその人次第ではある。
男1の感情と選択が今の剛くんと重なった。その背中が嬉しく、どこか寂しい。

印象に残ったのは、黄色いセーター。
黄色って、黄色だよね?頭の中をあらゆる想像が駆け巡った。
話の前半に出てくるけど、すでに泣きそうだった。

どういう話か説明しようとするとちょっと難しいかな。
ただ、決して難解な話というわけではないと思う。
人によってバリータークを、住人を、どう捉えるかは自由な気がする。
でも、いちいちセリフを追って捉えようとあーだこーだ必死にならなくても、
自分の、どこかの、あの人の…自ずと誰かの生き様を重ねて感じ考えていくのではないかな。

クソ野郎とは内容は全然違うけど、こちらも誰かと語り合いたくなるような作品。
映画も舞台もライブすらも一人で行くのが好きですけど、
誰かと一緒に行って話ができたらよかったかもなと帰り道で思った。

舞台の剛くんはやっぱりいいね。
顔も声も身体も今までの経験を活かし躍動してた。
なんだかとても大きく感じたよ。
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