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無限の住人 [映画]

無限の住人のジャパンプレミア行ってきました。

なんと2枚も当てました。びっくり。
若い子にしか当たらないかとちょっと思ってた(笑)。

mugeninJP.jpg

どちらもテレビ誌ではない雑誌です。
地道にコツコツとはがき職人を続けてた成果ですかね。
それとも今年は大吉だからくじ運がいいのかな。

でも、仕事があったので早くは並べずで3階席。
いえいえ入れただけで十分です。


まずは映画上映の前に舞台挨拶。
幕が上がって階段の上に監督&キャストが登場。
木村くんが目に入る前からもう涙が込み上げてしまってこらえるのに必死に。
だって、泣くと見えなくなるから。晴れ舞台をちゃんと見たいから。

顔を見てあぁ木村くんが本当にいるんだ生きてるんだなと実感して、
同じ場にいま一緒にいると思ったら嬉しくて震えた。

最初は気を引き締めてるのか緊張してるのか堅めな表情もあったけれど、
市原くんのハイエナ動画話や満島くんの待ち受け画面話のとき会場に笑いが起きると、
ニヤッとしたりを話に入ったりして少しずつほぐれていってる感じがしたかな。
3階席まではあまり目を向けてはくれなかった。そこまでの余裕はなかったのかも。

一度退出してマスコミ向けの写真撮影。最初は木村くん抜きで。
ネットに写真を上げられないからですよね?それ用ですよね?
主役がいないってなんかおかしいことです。カンヌでも同じようにするのかな。
いい加減そろそろそれやめませんか?誰かさんたち切にお願いします。
木村くんも戻ってきたとき、走ってだったのはらしかった。

舞台挨拶が終わると帰る方がちらほら。作品はどこかですでに受け取ってるのかな。
電車の時間などあるのかもしれないけど、それはやっぱり失礼だと思う。
(帰るのではなくトイレに行った方はたくさんいた。私の前の席の方は戻ってこなかった…)

上映が終了すると、観客から惜しみない拍手。思わずうるっ。
すると、木村くんが三池監督&花ちゃんと一緒にサプライズで再び登場。
東京だから時間の制限もないしなんとなく最後にまた出てくるような気はしてたけど。
木村拓哉は受け取ってくれてる人の反応を見ずに帰りたいと思うような人ではないからね。

これには嬉しくてたまらなかった。涙はもうこらえきれるわけないじゃないドバーッ。
でも、この場をしっかり目に焼き付けないともったいないから必死で拭ってまたこらえ直した。
木村くんは最初のときより少し砕けた感じになりたくさん話もしてくれて、
ちらちら2階3階まで目を向けられるようにもなってた。
一緒に見て反応を受け取れたことを嬉しそうにしてるのがよく伝わってきた。
笑顔がとてもステキでね。やっぱり木村くんの笑顔は最高です。

帰ろうと短パンに履き替えてたのに木村くんから出ようってことで、
そのまま登場することになってしまった三池監督には笑った。
すぐ気が付いたんですよね。監督のスニーカーがかわいくて足元をよく見てたから。
スニーカーに赤い星がありました。深い意味はとくにないとは思います(笑)。


※ズバリな内容のネタバレはしないようにしたつもりですが、これから楽しまれる方はご注意ください

映画はおもしろかったです。
2時間半ぐらい?長さを感じずあっという間。

万次は木村拓哉であり木村拓哉は万次でした。
人を愛して情に厚くて、ぶっきらぼうに見えても実は優しい。意外と弱いはどうかな(笑)。
相当な痛みを感じるにもかかわらず捨てることを選ばず護り生きようとした万次は木村拓哉で、
どこにも向けようがなかったエネルギーをぶった斬ることによって発散し存在証明をしていく木村拓哉は万次。
好きでそうなったわけではない…それでも…だから…重なっていく(私の勝手ですけどね)。

そう思って見てると心に響くセリフがいくつかあったし、
花ちゃん演じる凛の置き手紙には自然と涙がこぼれてしまった。

木村拓哉は木村拓哉って決まり切ったことしか言えない奴らがまたいつものように、
うじゃうじゃ出てきたとしてもそれでいんじゃね?とすらなんか思えた。
そんな言葉があったとしても万次を生きた木村拓哉が色褪せることなんてまるでないだろう。
スクリーンで放たれる万次と木村拓哉のこの上ないほどの美しさと魅力を存分に味わって、
いろんな意味で悶えやがれコノヤロー(先に言っとく)。

でも、だからといって木村拓哉のプロモーション映画では全くないですよ。
三池組による木村拓哉が主役のほんとにズバリのぶった斬りエンタテイメント。
木村拓哉のファンは文句なく楽しめるだろうし、そうじゃない人も全然楽しめると思う。

グロさは思ってたよりなかったんじゃないかな。
三池監督が木村拓哉のエネルギーに引っ張られたか?と感じた。
私はグロさどんとこーいなタイプなのでそこはあまり参考にしないでほしいけども、
里見八犬伝が問題ないならまぁいけるんじゃないかなーとは思う。
一緒に観た方はぐさぐさぐちゃぐちゃびちゃびちゃにやや疲れたとのこと…。

笑いはところどころあり。狙ってるのかはわからない。
そんなところで飯を食い始める?な田中泯さんと、
自分の一部をめんどくさがりながら引き寄せる万次にツボった。

いろんな相手が次々と出てきて万次が殺し合いをしていくなかで、
いちばんこれはいいねぇと思ったのは海老蔵さんとですかね。
2人の間にはにもうなんだかえらくエロチシズムが漂っててドキドキしまくった。
こんな言い方がいいのかわからないけどまるでセックスしてるみたいなー。
2人にしかわからない痛みと快感を味わってる姿を見てしまったような衝撃が走った。

そして、凛を護るために万次が大勢&天津と繰り広げるぶった斬りの大一番は本当に凄かった。
なにがってもう万次の眼。木村拓哉の眼。
始まる前、天津に対して、ラスト。眼が強烈に心に焼きついてくる。
目は口ほどに物を言うって言うけど木村拓哉ほど体現できる人はいないでしょうね。

正直あまり興味がなかったんですけど、福士くんがなかなかよかった。
汗ひとつかかない冷ややかさがあり舞い踊るかのようにぶった斬っていく天津影久。
汚く血まみれになるしかない万次とはまた違う美しさを楽しめた。
爽やかな役ばかりではなく癖のある役をもっとやってほしいしもっと見てみたくなった。

女性陣はみんな美しい。沙村さん原作と考えればやや物足りなさはあるのかもね(凜除く)。
栗山ちゃんがもっと見たかったな。金髪が似合っててとても素敵だったから。
それぞれもう少し焦点を当てて描ければよかったのにーと思ったけど、
そうすると時間内にはきっと収まりきらないでしょうね。

こうやって書いてくとぶった斬りしかないように思われるかもしれないけどそんなことはない。
何が善で悪なのか立場によって違ってしまうこともあるとだんだん見えてきて、
自分がその立場になったらどうなんだろうなと考えてしまうこともあった。
凛の叫ぶ姿を通して自分の中でいつも振り子のように揺れてたあることも思い出したし、
スピード感あるぶった斬りがあるからこそふとした瞬間にその問題がじわじわくる。

生きるってけっこうめんどくせぇことなんだなぁと思いながらも、
それでもまだ一緒にいられるならめんどくせぇも全然悪くないことだよねぇ。
見終わった後、万次と凜の物語を通してそんなことを思った。

まだまだ頑張って生きてかないといけませんね。
痛くても辛くても苦しくても。それをも超える何かがそこにあるなら…。

私は無限の住人をそんな感じに全身で受け取った。
ムダにダラダラと書いてしまったけど多少なりとも伝わってたら幸いです。
みなさんも劇場へ足を運んで感じてほしいです。
公開は4月29日(土・祝)。ぜひ。


(追記)
mugeninJP2.jpg
ハガキと交換のチケット、チラシなどと一緒にもらったシール。
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