LIFE3 [舞台]
その時に生じた言葉や行動や感情や思考など些細なあれこれによって、
LIFEのバージョンは3つに限らず無限にあるのだろう。
でも、その日の出来事としてのいくつかの変わらない点はあるのだろう、
次の点につながっていく道のバージョンがいくつもあるだけで。
それが無限に広がる宇宙の摂理というものなのかな。
だからこそ、自分はその場所でもがきつつ楽しみや幸せを見つけたい。
どのバージョンを選択するかは自分次第であり、
その自分と対してる相手に生じていく様々のこと次第でもある。
それぞれに起きる欲というのはなかなかに抑えがたいものがあるだろうし(笑)。
日々のほんの小さな些細なことかもしれないけれど、
その些細なことによって人間の喜怒哀楽はどんどん変化していく。
いい方向にも行くし、悪い方向にも簡単に行ってしまう。
その積み重ねがLIFEなんだろう。
ただ、LIFEを続けていくうちにわかっていくのかもしれない。
こうすればきっとうまくいくのではないか?
こうしたらきっとうまくいかないのではないか?
劇の中ではその日の出来事を繰り返していたけれど、
人は現実を生きていくなかで繰り返すのだろう。
がしかし、私は何度繰り返してもコツがなかなかにつかめない。
もういくつものこじらせを繰り返してる感じがする。
まぁそりゃそうだ世のなかはほんと様々な人がいるから一筋縄ではいかないか…。
笑えるポイントがたくさんある楽しい舞台だった。
個人的には段田さん演じるつい余計な言葉を発してしまって
妻を不快にさせる夫ってあぁよくいるよなぁとツボった、
と同時にいちいち反応しまくって怒る妻もあぁよくいるよなぁと。
あ、うちの両親か? ←ケンカしつつ仲良いです
人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇、
というチャップリンの言葉がありますけど。
なんかそんなことをふと考えながら見てたところもあった。
悪い方向へとばかり考えるバージョンの吾郎ちゃん演じる夫ちょっとめんどくさい(笑)。
見終わって思いましたね。
その先のステキな未来に繋がっていくといいなと。
出来事を繰り返しての1組の夫婦(家族)のラストが思い出される。
いろいろと乗り越えて、乗り越えてまた乗り越えて、先の先のずっと先まで…。
席はバルコニー。
シアターコクーンのバルコニーは初だったので、
どう見えるの?ってか見えるの?見えないところあるの?だったのだが、
実際に座ったらステージをちょい斜めから見下ろす感じが心地よし。
吾郎ちゃんの後頭部がよく見えたよ(笑)。
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